運送業・物流業

運送業の成長と人手不足

運送業において,貨物輸送は低調だといわれているようですが,近年のインターネット取引の拡大により,宅配については右肩上がりとなっています。国内最大手の企業は,荷物の取扱量を抑制する一方で運賃の値上げを進め,結果的に業績を伸ばしています。業界全般ではまだまだ成長段階で,トラックドライバーが不足しているといった声が多く,どの企業でも人材の確保に苦慮しているのではないでしょうか。

 

未払残業代,パワハラ…日常業務にあるリスク

このように,運送業・物流業においては需要過多の状況で,ことトラックドライバーの長時間労働の問題が深刻化しており,これを原因とする睡眠不足から交通事故なども起こっています。企業側からみれば,取引先のする荷積みに時間がかかる場合や,ドライバーが長時間の仮眠を取る場合に,その時間を労働時間として考慮するかどうか,これにもとづいて残業代をいくらと計算するか,といった労務に関するトラブルも頻発しています。

 

実際,退職したドライバーから残業代を請求する裁判が起こされ,多くの裁判例が出されているなどで,運送業・物流業においては,業種の性質から,残業代に関する問題がついて回ります。

 

また,近年では,運送業大手の企業において,上司(先輩)から部下(後輩)に対するパワハラが問題となり,大きく報道されることがありました。残業代の問題に限らず,労務トラブルが潜んでいる可能性もあります。

 

弁護士ができるサポート

ご相談いただくことで,未払残業代が発生しない仕組み作りを支援できるほか,古く実態に合っていない就業規則の見直しなどもできます。お悩みの経営者のみなさまは,ぜひ1度弁護士にご相談いただければと思います。

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